ふくい食ブランド推進
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福井県とは

「福井県」と聞いて思い浮かべるものは?

「幸福度ランキング1位」「コシヒカリ発祥の地」「恐竜の化石の発掘量日本一」「越前がに」等々、福井県のイメージとして良く連想される代表的なものは枚挙にいとまがありません。
 では、福井県がどこにあるかご存じでしょうか? 北陸新幹線の開通によって、福井県が石川県の隣に有ると最近知った方がけっこういらっしゃるようなのですが、福井県は「幸福度ランキング1位」と言われながらも、残念な事に「場所がわからない県ワースト1位」でもあるそうなのです。
福井県が隣接する県は石川県、岐阜県、滋賀県、京都府の4つ。場所は日本海側で北陸地方に位置します。
先に挙げた「越前がに」の様に、全国有数の品質の高い海産物が獲れる県でもあり、古来より京都に近い立地であるため、皇室・朝廷に海産物を貢ぐ御食つ国みけつくにと呼ばれていました。

若狭湾

そして、福井県でも福井県北部西端に位置する若狭湾は、日本海の暖流と寒流が交わるかっこうの良漁場であり、
かつ大規模なリアス式海岸のため波が低く水深も深いため古くから使われている良港でもありました。
若狭湾で獲れる甘鯛やとらふぐは、若狭ぐじや若狭ふぐと言われ、高級食材として扱われております。

美浜町

その中でも若狭湾に面する福井県美浜町は、豊富な水産物の中でも特に鯖が獲れました。名物には「鯖のへしこ(ヌカ漬け)」がございます。獲れた鯖を半年から1年糠漬けし、発行熟成したものを“へしこ”と呼び、保存食として重宝してきた歴史がございます。福井県内でも美浜町はへしこの生産量が屈指の量を誇り、2005年には、美浜町を「へしこの町」として商標登録をしました。この様に、美浜町は熟成文化がある町でございます。

Aged fish

熟成魚は古くから文化として受け継がれており、たとえば福井県の美浜町が有名です。日本海の若狭湾に面している美浜町は、漁業が盛んな町として知られ、一年を通してブリなどの魚が水揚げされます。この美浜町では、古くから漁師の間では「鰤を獲ってからすぐに食べるな。鰤は1週間ほど冷蔵庫で寝かせることで、脂が回って美味しくなる」と言われ、食文化として受け継がれてきました。

Enjukuburi

美浜町で大漁祈願の神事で、神様への奉納品として捧げられていた塩蔵熟成の「塩熟鰤」。2週間寒風にさらすことで、鰤の旨味が濃縮される。濃縮された「塩熟鰤」を薄くスライスして食べると、味わいは正に海の生ハム。